川崎で100年企業に。株式会社丸三

044-333-3003

平日 : 9:00~18:00 ※土日祝除く

phonelink_ring

 
HOME > 丸三通信 > コラム > 道路や敷地内に高さ制限があったらどうする?リンボー車をつかった輸送で解決

道路や敷地内に高さ制限があったらどうする?リンボー車をつかった輸送で解決│精密機器や重量物等の貨物運送、据付。株式会社丸三

道路や敷地内に高さ制限があったらどうする?リンボー車をつかった輸送で解決

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
道路や敷地内に高さ制限があったらどうする?リンボー車をつかった輸送で解決

高架下や工場内施設を走行する時「制限高3.3m」といった表示がされているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。普通車を運転している分にはさほど気にしなくても良い場合が多いですが、トラックで輸送するとなると制限に引っかかる可能性があります。 輸送したい場所までの経路において高さ制限のある箇所を通過しなければならない場合はどうしたらよいでしょうか。
そんな時に活躍するのがリンボー車です。今回はリンボー車の特徴や高さ制限のある道を通って輸送するための解決策などについてもご紹介していきます。

【車両の高さが制限されるシーンとは?】

車両の高さが制限されているのは、道路をまたぐ高架橋・パイプライン・トンネルなどです。変わったところでは、道路に設置されている大きな鳥居に高さ制限標識が設置されているケースも見かけます。
制限されている高さは様々です。一般公道の高さ制限は3.8mまでであるため、3.9mまでの規制標識が多いですが、高さ指定道路では4.1mまで制限が緩和されているので、数は少ないですが4.0m以上の規制標識もあります。道路構造令上は4.8m以上の規制標識は不要と考えられますが、一部それ以上の高さを制限する標識が設置されているケースもあります。低いものですと、1.2mといったような、そもそも車の走行を想定していないような道路もあります。

一般的な道路以外にも、施設内の道路で高さ制限があるケースがあります。渡り廊下が設置されていたり、工場設備の下を通らなければならなかったりするような作りになっていると、高さ制限が設けられます。渡り廊下や工場と工場の設備が公道の上空でつながっているようなケースでは、公道に高さ制限が設けられていることもあります。

搬入先まで無事に到着したものの、駐車場や荷捌き所に入れずに離れたところに駐車して荷物を運び込まなければならないというケースもあるので注意が必要です。駐車場や搬入口の高さがないことは多いです。地下駐車場から搬入しなければならないようなケースは特に注意しましょう。

このように、高さ制限が設けられているケースは意外と多いです。施設内の高さや近隣エリアの制限は把握できているかもしれませんが、輸送先の状況や、搬入先までの経路に高さ制限が設けられているのかはその都度確認しなければなりません。

【高さ制限があっても輸送できる!リンボー車とは?】

ここでご紹介したいのがリンボー車です。
リンボー車の特徴についてご紹介します。

<リンボー車とは>

リンボー車とは、荷室の高さを変えることができる特殊車両で、荷室の車高を2.3mから3.0mまで上下することが可能です。荷台が上下する様子がリンボーダンスに似ていることから、リンボー車という名前になりました。リンボーバンと呼ばれることもあります。
高さ制限2.6m、2.8mなどに対応できる車両を探すことが難しいといわれていますが、このリンボー車なら対応可能です。


<リンボー車のメリット>

リンボー車のメリットについてご紹介します。

・高さ制限がある場所を通過できる
必要に応じてボタンひとつで車高を調整できるので、スムーズに高さ制限がある場所を通過することができます。

・接触リスクを軽減できる
高さ制限に対応できるということは、接触リスクを軽減できるということでもあります。橋桁などに接触してしまうと、運んでいる商品に影響が及ぶ可能性もありますし、輸送が間に合わなくなってしまうことも考えられます。当然、ぶつかってしまった橋桁にも影響がありますから、こうしたリスクを軽減できることは大きなメリットです。

・積み替えの手間や時間を省ける
搬入口を通過できないなどの場合は、その手前で荷物の積み替えが必要となります。荷物が重かったり、大きかったり、量が多かったりするとそれだけ手間と時間がかかってしまいますが、リンボー車であればこのような手間が省けます。

・積み下ろし作業の負荷を軽減できる
背の高い荷物を運ぶ時、高さのないトラックから積み下ろしを行うとなれば少し屈んだ状態で作業しなければなりません。しかし、リンボー車であれば積み下ろしのタイミングで高さを最大まで上げることで、直立の状態で積み下ろし作業を行えるので身体への負担を軽減できます。

・精密機器も安心して輸送できる
平ボディーの車両や軽車両では十分な保護ができない可能性があり、精密機器などを運ぶのは不安が残ります。しかし、リンボー車であればしっかりと荷物を保護しつつ、高さの制限の対策もできます。

・安定走行や燃費低減にもつながる
荷室の車高を調整してキャブと同じ高さにすると、車両の空気抵抗が少なくなり安定して走行することができます。そのことによって燃費低減にもつながります。

【車両の高さに制限ある場合のリンボー車以外の対応策】

車両の高さに制限がある場合において、リンボー車以外で考えられる対応策についてご紹介します。

<高さ制限のある道路を避けた経路を設定する>

搬入先の駐車場や施設内には高さ制限がないということであれば、高さ制限のある道路を避けて経路を設定することで対応できます。
ただし、高さ制限のある道路を避けることで所要時間が大きく変わってしまうのであれば、別の方法を検討した方が良いかもしれません。

<高さ制限の影響を受けない小さい車両で輸送する>

高さ制限の影響を受けない小さい車両で輸送するというのは1つの方法ですが、輸送するものの大きさや量によっては、そもそも貨物内にものが入らない、2往復しなければならないといったことになる場合もあります。積み込み方を工夫することで荷物を載せることができるようであれば選択肢となるでしょう。もし軽貨物車で運ぶことができれば、ほとんどの道を走行することができます。

<平ボディーの車両で輸送する>

平ボディーの車両であれば、高さ制限に対応できる場合があります。ただし、平ボディーの場合は降雨などで商品が濡れてしまうリスクがあるので、十分な水濡れ対策が必要となります。商品保護を目的に「保護材と2重のシート掛け」による養生を行うことが多いため、平ボディーであってもある程度の高さになっていることもあるので、「積み付け後の高さ測定」による確認が必要です。

<高さ制限がある場所の手前で車高の低い車両に積み替える>

輸送先に近い場所や、輸送先の施設において高さ制限に引っかかる場合は、その手前で車高の低い車両に積み替えて搬入するという方法が考えられます。
ただし、積み替えをする場所と手間がかかります。

【高さ制限に対応してくれる輸送業者を選ぶポイント】

自社でリンボー車を所有するというのも方法のひとつですが、多くの企業では輸送業者を利用することになると思います。高さ制限に対応してくれる輸送業者を選ぶ時のポイントをご紹介します。

<車両の種類が多いか>

車両の種類が多ければ高さ制限に合わせて車両を選択できますし、荷物の量に合った車両を選ぶことでコストの削減にも期待できます。
リンボー車を所有している業者がベストですが、特殊車両のため所有している業者はそれほど多くはありません。

<地域密着型の業者か>

輸送先までの距離や輸送したい場所の幅広さにもよりますが、ある程度エリアが決まっているのであれば地域密着型の業者の方がそのエリアの状況をよく把握しているので、高さ制限についても最適な経路や方法を提案してもらえる可能性が高いです。
大手の場合、細かい道路事情まで把握していないケースもあります。周辺エリアに対する知識が十分あれば、輸送経路で想定していなかった高さ制限に出くわしてしまい、急遽経路変更をして搬入時間に遅れるといったリスクも軽減できるでしょう。

<積み替え対応可能か>

軽貨物車でなければ走行できないような場所を通らなければならない場合には、積み替えが必要になることも考えられます。そもそも積み替えに対応しているのかどうかは事前に確認しておきましょう。

【高さ制限だけじゃない!輸送時に注意したいこととは】

リンボー車は高さ制限に対応した車両ですが、輸送時には他にもチェックしておかなければならないポイントがあります。
車両の問題で輸送ができなかったり遅れが生じたりしないように事前にチェックしましょう。

<全幅制限の確認>

高さ以外にも、車両の幅が制限に引っかかるケースがあります。全幅制限2.2mという標識があれば、全幅が約2.5mある4tトラックでは走行できないということになります。こうした標識も事前に把握しておく必要があります。一方通行ではない道路の場合、すれ違うことができなければなりませんので、それを見越した上で車両の幅と道路幅が十分であるかを確認しましょう。

<最大積載量トン数制限の確認>

「積3t」のような表示があると、最大積載量が3トン以下の車両しか通行ができません。この最大積載量が3トン以下の制限標識は比較的多いです。最大積載量トン数についても確認してください。

【まとめ】

安全かつスムーズに荷物を輸送するためには、道路や搬入口、施設内の高さ制限についても事前に把握しておきましょう。把握した上で、経路を決めたり、その経路を走行できる車両を準備したりする必要があります。搬出入場所に制限があるところは非常に多いです。
高さ制限に対応するためには、高さを調整することができる特殊車両であるリンボー車が力を発揮します。あまり所有している会社が多い車両ではありませんので、業者選定の際には確認してみてください。
株式会社丸三ではリンボー車を所有しておりますので、高さ制限がある道路の通行や搬入口への侵入もスムーズに行うことができます。また、土日も対応しておりますのでご都合に合わせて利用していただけます。
「これは運べるかな?」など輸送にお困りのときには、お気軽にご相談ください!

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

お問い合わせ

お問い合わせは、以下メールフォームまたはお電話からお寄せください。

お電話でのお問い合わせはこちら

044-333-3003

受付 / 平日 : 9:00~18:00 ※土日祝除く

Webからのお問い合わせはこちら

お問い合わせはこちら