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精密機器とは?その種類と輸送方法について解説│精密機器や重量物等の貨物運送、据付。株式会社丸三

精密機器とは?その種類と輸送方法について解説

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精密機器とは?その種類と輸送方法について解説

精密機器はたくさんの小さな部品の組み合わせによってできている精度の高い機械であり、その種類は非常に多く、大きさも小さなものから大きなものまで様々です。 非常に繊細であり、大きく重たいものもあることから、精密機器の輸送には専門的な技術や経験が必要です。 今回は、そんな精密機器の種類や輸送方法について解説します。

【精密機器の種類】

精密機器の種類と具体例をご紹介します。

精密測定機器

測定顕微鏡、顕微干渉計、光走査外寸測定機、画像測定機、三次元測定機、球面度測定機、真円度測定機、万能試験機、高周波膜厚計など

分析機器

光散乱光度計、分離分析機器、赤外分光光度計、電位測定システム、ダイナミック光散乱光度計、高感度示差屈折計、キャピラリー電気泳動装置、測色色差計、熱分析装置など

光学機器

コピー機、スキャナー、プロジェクター、アストロカメラ、プラネタリウム、光電赤道儀など

出力機器

プリンター、スキャナー、大型複合機、各種印刷機器、プロッター、モニター、スピーカー、CAD機器、造形機全般など

医療機器

超音波診断装置、心電計、脳波計、内視鏡、解析付心電計、病理検査機器、レーザー治療器、人工透析装置、人工呼吸器、人工心肺装置、ペースメーカー、成分採血装置など

福祉機器

電動昇降式ベッド、車いす、歩行器、福祉車両、階段昇降機、歩行訓練機器、段差解消機など

理化学機器

真空装置、化学定量分析装置、インキュベーター、超高圧電子顕微鏡、分離器など

工作機械

マニシングセンタ、レーザー加工機、レーザー彫刻機、放電加工機、電子ビーム加工機、電解加工機、超音波加工機、ワイヤ放電加工機、プラズマ加工機など

電子機器

PC、サーバー、スマホ、タブレットなど

オーディオ・ビジュアル機器

楽器、高級オーディオ機器、ホームシアターシステムなど

【精密機器の輸送方法】

精密機器の輸送では距離によって航空機や船舶が使用されるケースがありますが、国内の輸送は基本的にトラックやバンなどの車両を使用します。

車両で輸送する際の輸送方法は大きく分けて、チャーター便、混載便、コンテナ輸送の3つです。それぞれについて解説します。

チャーター便

チャーター便とは、トラック一台を貸し切って輸送する方法です。輸送する精密機器に最適な梱包方法で梱包し、最適な経路を通って輸送することができます。
また、混載便のように必要に応じて何度か積み下ろしをされるということもなく、一度積み込んだら目的地までそのままの状態をキープできますし、輸送スピードも早いです。積み下ろしの振動や、積み替え時の転倒のリスクを抑えられる点はチャーター便の大きなメリットです。
ただし、トラックの容量に精密機器の大きさや数量が見合っていなければ輸送コストが割高になってしまうというデメリットがあります。
高価な精密機器を安全性第一で輸送したい場合や、少しでも早く輸送したい場合に適した方法であるといえます。

混載便(路線便)

一台のトラックに複数の荷主の荷物を混載して輸送する方法です。出荷企業側で梱包を行わなければならないケースが多いです。チャーター便と比較してコストを抑えることができる点が大きなメリットです。少量を運びたい場合は大幅なコスト削減ができます。

各拠点で積み替えを行う際に振動が発生するため、チャーター便と比較すると精密機器になんらかの悪影響を及ぼすリスクが高いので、注意が必要です。

様々な荷物を下ろしながら輸送するので、目的地に到着するまでに時間がかかる可能性があります。また、一件ずつ細かい時間指定を受けることができないケースが多いので受け取る際の時間調整も必要となります。時間指定ができても、数時間の幅があることがほとんどです。

複数箇所に荷物を届けることになりますので、誤配送のリスクもあります。小さな精密機器の場合は特にそのリスクは高くなります。

運ぶ精密機器が少量である場合、時間に余裕がある場合、予算に限りがある場合などに利用すると良いでしょう。

混載便の一種に路線便があります。混載便と輸送のリスクやメリットはほとんど同じですが、路線便では必ず決められたルートを走って決められた場所まで届けられることになりますので、混載便よりも時間がかかるケースもあります。

コンテナ輸送

トラックに専用コンテナを積載して輸送するのがコンテナ輸送です。

業者側が用意したコンテナに梱包してもらえますし、部分的にトラックに専用スペースができることになるので、安全に輸送することができます。

費用はコンテナ単位で発生することが多いですので、チャーター便よりもコストを抑えることができます。

精密機器の安全性を確保しながら費用を抑えられる方法であるといえます。

【精密機器の種類や予算に合わせて選ぶ!知っておきたい特徴】

精密機器の輸送サービスを提供している業者はたくさんありますが、それぞれに特徴があります。

どんな精密機器を輸送するのか、予算はどれくらいなのか、どんな大きさや量を送るのかといった状況によって選ぶサービスが異なります。

どのような特徴があるのかを知り、自社に最適な業者やサービスを選びましょう。

とにかく安全性重視:チャーター便が得意

とにかく安全性を重視したいと考える場合は、チャーター便のサービスが充実している業者を選びましょう。前述の通り、チャーター便は積み替え作業がありませんので、精密機器の破損や汚れなどのリスクを減らすことができますし、早い輸送が可能な上に時間指定などにも柔軟に対応してもらえます。

チャーター便を得意としている業者であれば、要望に合わせた丁寧な梱包や、精密機器の輸送経験豊富なドライバーによる作業にも期待できます。

コストを抑えたい:コンテナ輸送が得意

精密機器を輸送する場合、高い安全性を確保しなければなりませんが、チャーター便はコストが高いので、もう少しコストを抑えたいというケースも多いと思います。その時は、コンテナ輸送サービスを得意としている業者がオススメです。

前述の通り、トラックは一台でもコンテナ内は専用スペースとなりますし、コンテナ内の梱包作業もしてもらえます。配送スピードや時間の融通はチャーター便ほどききませんが、コストを抑えて安全性を確保することができます。

様々な種類の精密機器を送りたい:取り扱いの幅が広い

精密機器は精密機器でも、複数の種類の精密機器を送る場合や、精密機器を含めた様々な荷物を送る場合などは、取り扱いの幅が広い業者を選びましょう。輸送したいものによって梱包方法や輸送方法の注意点が異なるので、取り扱い幅が広いと技術力はもちろん資機材なども揃っている可能性が高いです。また、何度も輸送業者を検討する必要もなくなります。

大きい・重たい精密機器を送りたい:大型機器輸送の経験が豊富

大きい、重たい精密機器を送る場合には、専用の資機材や技術が必要となります。希少価値があり高価な重量品も多いので取り扱いにはより一層の注意が必要です。交通機関や産業設備といった分野においては、綿密な計画も必要です。重量品を輸送したい場合は、大型機器の輸送や、特定分野の輸送の経験がある業者を選ぶようにしましょう。

オフィス移転などでOA機器を輸送したい:OA機器セッテイングも可

オフィスの移転などで多くのOA機器を中心に輸送したいという場合は、輸送だけではなくセッティングまで対応してくれる業者がオススメです。OA機器は一度取り外すと再設定に時間がかかることが多いです。輸送は完了しても、設置が完了しなければ仕事を再開することはできませんから、設置までしてもらえると非常にありがたいです。
PCやタブレットなどの機器だけを輸送したい場合は、それら専用の輸送を行っている業者がよいでしょう。安全性を確保しつつ、リーズナブルな輸送が可能です。

【精密機器輸送の注意点】

精密機器は非常に繊細なので、一般的な輸送と比べて注意しなければならないポイントが多いです。

慎重に取り扱わなければならないのはもちろんのこと、梱包にも工夫が求められます。また、振動が少なくてすむ輸送経路を選択する必要がありますし、輸送を担当する人の危機管理能力の高さも求められます。

振動以外に、温度や湿度の管理も重要なポイントです。温度は18~26度程度、湿度は40〜50%程度が適切であるとされています。精密機器は高温や低温に弱い場合もありますし、輸送中に大幅な温度差が発生したり湿度が高かったりすると、結露が発生して故障の原因になります。一方で湿度が低すぎると静電気が発生することで故障してしまう可能性もあります。

水分やホコリの侵入も故障の原因になるので注意が必要です。

精密機器の輸送においては、こうした様々なポイントに配慮してくれる業者を選ぶ必要があります。コストも大事ですが、安全性を重視して選ぶようにしましょう。

【まとめ】

精密機器は非常に繊細な作りになっており、輸送の際には特別な注意が必要ですので、どんな輸送方法・どんな輸送サービス・どんな輸送業者を選ぶのかが重要です。精密機器と一口にいっても様々な種類があり、その種類によっても選ぶ方法や業者が変わってくるといえます。また、予算や時間などの優先順位によっても検討すべきポイントは異なります。

 

輸送方法として紹介した三つの方法にもそれぞれ特徴があります。チャーター便は安全性が高く時間的な融通も効く輸送方法ですがコストが高いです。混載便はコストがかなり抑えられますが安全性に不安が残ります。コンテナ輸送であれば、安全性を確保しながらコストを下げることができます。こうした特徴を捉え、さらに業者が提供しているサービスも比較検討し、運ぶ精密機器の種類や大きさ・数、予算などを考慮してサービスや業者を選んでください。

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